野犬に襲われ無残にも…北朝鮮「21歳女性兵士」の悲劇

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結局、兵士の遺体は棺桶にも入れられないまま、裏山に埋められてしまった。この話を伝え聞いた市民は、あまりにひどい扱いに憤っているという。中でも、自分の息子、娘を軍隊に送り出した親たちにとっては、決して他人事ではないのだ。

しかし、朝鮮人民軍はもちろんのこと、北朝鮮では国のために働いて亡くなった人なのに、当局が丁重に葬らないことがしばしば起きる。費用負担に加え、事故の責任が自分たちにあることを認めれば、問題になりかねないからだ。最悪の場合、責任者が処刑されることすらあり得るのだ。

生きている人の命を救うために、死者を粗末に扱う。これが人間中心のチュチェ(主体)思想を標榜する北朝鮮の現実だ。

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