サプライズ米朝会談実現でも「文在寅はずし」は終わらない
韓国メディアが関心を寄せたのは、会談そのものの成否だけではない。それに劣らず、文在寅大統領の「立ち位置」が注目の的となったのだ。というのも、北朝鮮メディアはこの前日まで、「思考と精神がマヒしている」などと口を極めて文在寅大統領を罵倒していたからだ。
文在寅政権はこの間、北朝鮮に対してたいへんな気の使いようだった。特に、金正恩党委員長が最も批判されることを嫌う、北朝鮮国内における残忍な人権侵害からは露骨に目を背けてきた。
(参考記事:女性を「ニオイ拷問」で死なせる北朝鮮刑務所の実態)