女性少尉を性上納でボロボロに…金正恩「赤い貴族」のやりたい放題

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両親には部隊に戻ると告げたが、戻らずに休暇を延長して、幼馴染の家で過ごしていた。そして遺書を残し、その家の倉庫で自ら命を絶った。5年も続いた地獄に、自らの死を持って終止符を打ったのだ。

遺書の内容は秘密に付されたが、「力のない家で生まれたのが罪」「両親にあわせる顔がない」などと書かれていたとの噂が広がった。彼女は、鑑定除隊(病気による除隊)扱いにされ、両親も異議を唱えなかった。いや、できなかったのだろう。

金正恩が除去

捜査機関も、パルチザンの息子を裁くどころか、取り調べすらできなかった。庶民であるキム看護師の両親は、悔しい思いを胸の奥にとどめ、沈黙するしかなかったのだろう。そこには、性暴力は被害女性の落ち度とする北朝鮮社会の風潮も影響していただろう。(参考記事:北朝鮮「突撃隊」で性暴力の餌食になった20代の女性隊員