響き渡った女子中学生の悲鳴…北朝鮮「闇病院」での出来事
大雑把にまとめると、北朝鮮国民なら誰もが無料で医療サービスを受けられ、地域ごとに住民の健康を管理するかかりつけ医を配置、病気を未然に防ぐための活動を行うと同時に、伝統医学にも力を入れているということだ。
一方で論文は、北朝鮮の医療システムは旧共産圏からの支援に依存しており、それが途絶えた1990年代以降に急速に崩壊、西洋医学ではなく伝統医学、民間療法に頼らざるを得なくなった点も指摘している。
女子中学生に闇手術
国営の人民病院への期待を失った北朝鮮の人々は、私設のクリニック――つまりは「闇病院」で診療を受けることが少なくない。咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋は、そんなクリニックを営んでいた医師夫婦が摘発され、政治犯扱いされかねない状況に追い込まれていると伝えた。