中国人客が卒倒した、北朝鮮ウェイトレス「密室サービス」の過激度

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韓国の朴槿恵政権(当時)は2016年2月、北レスの収入が核開発やミサイル開発に使われる可能性があるとして、自国民に利用自粛を勧告。物珍しさで北レスを訪れていた客が潮が引くようにいなくなり、閑古鳥が鳴く有様となってしまった。

追い打ちをかけたのは、国際社会の制裁だ。国連安全保障理事会で2017年9月に採択された制裁決議2375号は、北朝鮮企業との合弁事業を禁じる内容が含まれていた。それを受けて中国商務省は、国内の北朝鮮系の合弁企業などに対して2018年1月9日までの閉鎖を命じた。

「北レスの隣が北レス」と言われるほどの密集地帯で、中朝国境を流れる鴨緑江に面した一等地に2012年2月オープンし、世界最大規模を誇った平壌高麗館など、遼寧省丹東の北レスとて例外ではなかった。閉鎖期限まで持ちこたえられず、2017年11月に閉店に追い込まれてしまったのだ。

実際、中国のポータルサイト「百度」のストリートビューで確認すると、鴨緑江沿いや市内中心部に立ち並んでいた北レスの多くが姿を消し、平壌高麗館も建物が放置されたままとなっている。