金正日の「女性に対する特別な趣向」見せた大紅湍事件

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金日成氏の銅像前で、解説を聞いた金正日氏は、出発する時間になっても、女性講師との会話をやめず、家族や住んでいる場所まで聞いて話を続けていた。

随行員たちが「将軍様、出発のお時間です」と声をかけると、金正日氏は別れを惜しむように、「ねぇ、きみ。どうして5課に来ることができなかったのかい?」と再び聞いた。その後、彼女とツーショットで記念撮影をした。車に乗る時には、女性講師の頬まで、そっとつねった。

「敬愛する金正日同志」の威厳は全く見られなかった。地方の関係者たちは、顔が真っ赤になり、立っているのさえやっとだったという。

キム・ジョンスル組織書記のヘアスタイルは、「将軍様ヘア」と言われ、中央党で流行していた。しかし、彼は事件後に解任され、周辺の農村の農場員として働くことを指示された。

全国的な取り締まり

当時の労働新聞をはじめ、北朝鮮国営メディアには、彼女と金正日氏が一緒に撮られた写真が大きく出ている。