北朝鮮の水害被災地で「将軍様の肖像画」守り高校生ら13人死亡

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北朝鮮では、公共施設から民家まで、ありとあらゆる場所に金日成・正日氏の肖像画が掲げられており、極めて神聖なものとされている。災害や事故の現場で肖像画を守るために命を落とした人のエピソードは、北朝鮮メディアの「定番美談ネタ」だが、またもやそんな悲劇が起きた。

今年8月末に咸鏡北道(ハムギョンブクト)を襲った台風10号(ライオンロック)は各地に深い爪痕を残し、数百から数千の死者が発生した。

被災地のひとつ、会寧(フェリョン)市の松鶴(ソンハク)高級中学校では、金日成氏と金正日氏の肖像画を濁流から守ろうとした副校長など教師7人、生徒6人の合わせて13人が亡くなった。

現地のデイリーNK情報筋は、事件の顛末を伝えてきた。