飢える北朝鮮「禁断の食肉マフィア」男女9人を公開処刑
その光景を、恵山市の人口の1割を超える、2万5000人が見守った。
現地の別の情報筋は、間近で見てしまったようで、「銃殺現場の恐ろしい場面が思い出され、夜になっても一睡もできず恐怖に震えた」と述べた。
今回の事件だが、主犯の商人らは、両江道や他の地方の工場、企業所、農場、軍部隊の副業地(農地)で飼育されていた牛を購入し、平壌市内のレストランなど全土に密売していたというものだ。ところが今年2月、主犯が平壌の入り口にある10号哨所で摘発されてしまったのだ。今までグルになっていた10号哨所に勤務する兵士が、兵役を終えていなくなり、事情を知らない新兵が配属されていたせいだ。
裁判官は、「牛は畑を耕し、農作業を行うのに、(それを密売して)国の穀物生産を阻害し、社会を混乱させる目的で牛を屠畜した」と、あらぬ罪までかぶせ、「この者どもは、わが国(北朝鮮)の天にも地にも葬るべきところのない大逆罪人で、三代を滅ぼしてもなお余りある」と、罵詈雑言を浴びせかけたという。
「あまりに残忍だ」庶民から怒りの世論
しかし、この裁判と公開処刑を巡り、国民の間から疑問の声が上がっている。