北朝鮮の通貨暴落…責任者「反逆罪で処刑」の生々しい場面

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ある脱北幹部が韓国紙・月刊朝鮮に証言したところによると、北朝鮮国防委員会(当時)は2010年3月10日、朝鮮労働党副部長級と各省副部長級以上の高官を突如集結させてバスに乗せ、平壌・順安(スナン)区域にある姜健(カンゴン)軍官学校に連れて行った。同校は一般人に公開できない公開処刑が行われるところだ。

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射撃場に立てられていた杭には、党計画財政部長の朴南基(パク・ナムギ)が縛られていた。 脱北幹部は「朴部長は取り調べで保衛部に殴打され、顔が腫れた状態で前もまともに見られなかった」と話した。

銀行を信用せず

公開裁判では「朴南基は現実をまともに把握せず、無理な貨幣改革(デノミ)を断行し、党と国家、そして人民経済に莫大な被害を与えた。これは『民族反逆罪』に該当する」との判決が出された。