北朝鮮の通貨暴落…責任者「反逆罪で処刑」の生々しい場面

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なし崩し的な市場経済化の中で庶民が貯えた財産を、収奪しようとの思惑が見え見えだった。

こうした無茶な政策が予告もなしに断行されたことで経済が混乱、物価は暴騰し、新通貨の価値はデノミ前の水準を超えて暴落した。

朴南基部長は社会の混乱を押さえるための「いけにえ」として処刑されたわけだが、ほかにも政治的な背景が入り組んでいたとされる。

現在の状況は当時とは異なるが、社会に混乱が起きれば、誰かが「いけにえ」にされる可能性は高いと言えるだろう。