金正恩と大阪を結ぶ奇しき血脈(3)日本への「凱旋」と「国母」の夢

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金日成は14才の時に、父・金亨稷と共に北朝鮮を離れ中国吉林省に移住した。当時、大勢いた中国・朝鮮族の一人といえよう。そして、45年の解放後に、北朝鮮へ帰国した「海外組」である。

さらに、金正日もロシア生まれで解放後に帰国した。ここにも、在日朝鮮人の歴史に通じるものがある。それにも関わらず金日成、金正日親子が、海外組というだけで在日朝鮮人を故なく迫害した。

そして、金正日は「海外組」である高ヨンヒを妻に選び、結果的に海外組の血が流れる金正恩が「白頭の血統」の継承者となった。北朝鮮が金正恩の実母の出自をひた隠すのは、「白頭の血統」が「海外組」の歴史そのものだからではないのか。

存在感を強める妹・金与正

金正恩は、在日朝鮮人の高ヨンヒ、「犯罪者」で「親日派」だった外祖父・高ギョンテクという二つのアキレス健を抱えながら、「金氏朝鮮」を確立しなければならないのだ。