【写真】「ひっくり返るしかない」金正恩”戦略原潜”の異形の姿

「潜水艦は重心を低く保つことが基本中の基本で、そのため最も重いバッテリーを艦底に配置している。あれほど艦橋を大型化すれば、潜航時の復元力を失い、ひっくり返るしかない」と指摘する。さらに「最も脆弱な艦橋部分からSLBMを発射すれば、強烈な振動と騒音が発生し、艦の構造自体が耐えられない可能性が高い」と話す。

北朝鮮の戦略原子力潜水艦(朝鮮中央通信)
北朝鮮の戦略原子力潜水艦(朝鮮中央通信)

こうした技術的未熟さは、今年5月に北朝鮮が進水させた新型駆逐艦が進水直後に横転した事故とも重なる。体制の威信を誇示することを優先するあまり、基本的な安全性や設計検証が軽視されている実態が浮き彫りになった形だ。

構造的欠陥から自壊

もっとも、専門家の間では「性能の低さは必ずしも金正恩体制にとって致命的ではない」との見方もある。