政治犯収容所などでの拷問・性的暴行・公開処刑の恐怖

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国家安全保衛部と人民保安省の担当官は政治犯摘発の大きな圧力を受けている。被疑者に寛大に接すれば自身も疑惑および懲罰の対象となることをしばしば恐れている。

その結果、不当に政治犯とされた者であっても、不可能ではないとしても、処罰を免れることは困難であることが少なくない。ただし、政治力のある友人の仲介や増加傾向にある賄賂の支払により、軽微犯罪の被疑者が釈放されることも少なくない。

3.政治犯収容所

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重大政治犯とされた者は、即時処刑とならなかった場合でも、公式には存在しないことになっている政治犯収容所に強制失踪させられる。大半の被害者は終身収容され、生きて収容所を出る可能性はない。収容所の収容者は外部と連絡することが許されない。近親者でも、存否の通知を受けることはない。

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収容所は政治、イデオロギー、経済面で現在の政治体制および北朝鮮の指導者層に異議を唱えた団体、家族、個人を社会から恒久的に排除するものである。これらの秘密収容所から漏れ伝えられる限定的情報は北朝鮮国民を怯えさせ、将来の政治体制への挑戦を阻んでいる。収容所は一般に遠隔地や山岳地帯に設けられているため、誰かが「山送り」にされたという表現は北朝鮮では国による強制失踪を意味する。数人の証人からの調査委員会への証言によれば、国民は収容所の存在を知っており、収容所での違法行為を漠然と知っている。国民は大きな恐怖を感じている。

  • チョン・ジンハさんは、収容所の存在は広く知られており、恐れられていたと述べた。

「北朝鮮国民全員が[収容所にじて]知っていた。一度入ったら出るすべはないと思われていた。非常に残忍な場所であり、警察官に殴られたりする経験から、収容所内の苛酷な取扱いが思いやられた。」

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