取締法のない北朝鮮、中国への「大麻」輸出に乗り出す

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咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によると、羅先(ラソン)経済特区では、大麻の取引が活発に行われている。市場の商人は、農民から大麻1キロを30元(約500円)で買い取る。それを中国人に500元(約8300円)で売り、大儲けしている。

情報筋によると、北朝鮮で大麻は、大豆などと同じ油糧作物(油の原料となる作物)として扱われている。

元々はどこにでも生えている雑草だったが、金日成氏が食用油の不足問題を解決するために、大麻の栽培を大々的に奨励。それを受け、1980年代の初め頃から各地に畑が作られた。今では油を取る目的で栽培する人は少なくなったが、かつての畑周辺には、野生化した大麻が生えているという。