血の粛清「深化組事件」の真実を語る

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ムン・ソンスルが自殺したという報告を受けた金正日は「中央党組織指導部4科」を社会安全部に派遣した。深化組で中世さながらの拷問や脅しが行われていたことを知った金正日は、チェ・ムンドクが単独で自らの名前を使ったものとして事件を整理した。

金正日は、チェ・ムンドク、ユン・ゲス、チェ・ドクソンに与えた「共和国英雄称号」を剥奪し、リ・チョル担当責任指導員、社会安全部参謀長、住民登録局長、リョンソン区域捜査課長など15人の深化組の責任者を「反革命的な権力野心家である」という理由で銃殺刑に処した。

第2段階では、4人の大臣クラスの高級幹部を含めて全国的に2000人が処刑され、1万人に及ぶ家族と親戚が収容所送りになった。

その後、金正日は人民の恨みをなだめるために社会安全部の名前を人民保安部に変えた。