血の粛清「深化組事件」の真実を語る

パク氏によると、2万5000人に及ぶ被害者の4割が自殺したり死んだりした。金正日は、平壌の4‣25文化会館で犠牲者と家族を慰める行事を行ったが、意図とは異なり、金正日を告発する大糾弾大会となった。

「深化組事件」が集結してから5年経った2005年4月、北朝鮮は「党幹部学習班」でチェ・ムンドクについて改めて教育を行った。耀徳政治犯収容所に収監されている彼の告白資料を見せて「党と政府を覆すクーデターを起こすために深化組を作った」との説明がなされたという。