血の粛清「深化組事件」の真実を語る
パク氏は「深化組事件を説明するためには、金日成が死亡した時期までさかのぼらなければならない。党と首領に対する忠誠心を云々し、人民の財産を収奪した金正日は、『苦難の行軍』以後世論の支持を失い、体制滅亡の恐怖を感じた」と述べている。
パク氏がNK知識人連帯の機関紙『北側の村』に寄稿した深化組についての文章は、非常に具体的でリアルなものであり、事件の証拠資料として価値が高いと判断される。この文章に基づいて深化組事件を振り返ってみることにする。
まずは事件の背景から説明する。