金正恩氏は「人道に対する罪」で破滅の瀬戸際にある

なぜなら「人道に対する罪」が、北朝鮮の体制が望んできたものすべてをぶち壊しにしようとしているからだ。核とミサイルを材料にいくら取引を試みても、まともな国(そして企業)は“ヒトラー”と商売などしない。

たとえ豊富な地下資源と勤勉な労働力があろうと、たとえ観光地としての可能性をアピールしようと、その裏に「人道に対する罪」が存在する限り、「反人道的国家」との商売は躊躇される。これまで自ら望んで鎖国体制を敷いてきた北朝鮮は、国を開きたくとも開けない闇の中に封じ込められてしまうのだ。