女性兵士の「性上納」とカネ儲け…北朝鮮軍の「ポンコツ」な実態
恵山長距離運送事業所は、人民保安省の8総局(軍需動員総局)の兵士7人が交替で警備するため、非常に安全だと評判だ。1ヶ月の駐車料金は270元(約4370円)で、庶民にとっては大金だが、ビジネスを展開する車のオーナーからすれば、大した額ではない。カネさえ払えば、何台停めてもいいという料金体系になっている。
このニュービジネスによって、軍の収入がどれほどになっているのかは不明だが、儲けの約3割は部隊の維持費に、残りは大隊長と政治指導員のポケットに入るという。つまり、実際に警備を行っている兵士は何ももらえない。車のオーナーたちは不憫に思ったのか、警備の兵士たちに酒と食事を振る舞っている。