悪徳警官に暴行され…それでも戦う北朝鮮女性

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今では、一般庶民でも権力者による横暴に抵抗するようになった。韓国や米国のラジオを通じて市民としての権利を知ったからに他ならない。

(参考記事:「ガサ入れするなら令状を見せろ!」金正恩体制に抗議を始めた北朝鮮市民

パク上佐は「留置場にいるくせに何が人権だ!」と逆上し、戒護員に「人権がどんなものか身をもって教えてやれ」と指示を下した。

戒護員は、チョンさんに足かせをして逆さ吊りにし「思う存分人権を叫ぶがいい」と拷問を始めた。足かせに足首の骨が削り取られる恐怖を感じたチョンさんは、「助けてください、死にそうです、外してください」と叫び、ついに嘘の自白をしてしまったという。2011年5月15日から始まった拷問は、翌年の1月15日までの8ヶ月間続いた。

やがて裁判の日がやって来た。