「手足が散乱」の修羅場で金正恩氏が驚きの行動…北朝鮮「マンション崩壊」事故

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米国の北朝鮮専門ニュースサイト、NKニュースが最近、事故発生当時に江界在住だった脱北者の証言を引用し、事故の顛末を詳しく報じている。

スカッドなどの弾道ミサイルをはじめ、年間約2億発をはるかに超える弾薬を製造し、1000人以上が働いていたこの工場は、父から子、子から孫に引き継がれる巨大な「エンジニア王国」の様相を呈していたという。その工場が一夜に消し飛んだというのだから、事故がいかに深刻なものであったかがわかる。

ちなみに1980年代には、在日本朝鮮人総連合会の韓徳銖(ハン・ドクス)議長が工場を訪問したが、見学できたのはごく一部で、製造部門の見学は許されなかった。それほど厳重な保安体制になっていたのだ。

彼は腹を立てて、金日成氏に「自分は信用に足る人間だ、見学を許可して欲しい」と直訴した。これに対して金日成氏は「工場の規則は非常に厳しい、従わなくてはならない」と諭し、この工場の重要性を説いたという。