金正恩命令をほったらかし「愛の行為」にふけった北朝鮮カップルの運命
新坡革命史跡地は、白頭山女将軍(金正淑氏)がチュチェ26(1937)年春、桃泉里(トチョンリ、鴨緑江の対岸で現在の中国吉林省長白朝鮮族自治県)を拠点に活動され、国内深くまで党組織と祖国光復会の組織を拡大するための闘争を精力的に行った意味深い場所だ。(労働新聞 2017年12月25日)
そんな「聖地」において、凄惨な暴力事件が発生した。北朝鮮にも暴力団組織のようなものがあり、乱闘騒ぎもときどき起きている。(参考記事:【実録 北朝鮮ヤクザの世界(上)】28歳で頂点に立った伝説の男)
ひとたび乱闘が起きると、死人が出るほど非常に激しいものになると聞いていたが、今年3月にはロシアの地方都市で北朝鮮労働者とタジキスタンの労働者が乱闘を繰り広げ、そのもようが動画に収められた。Vesti.ruが報じた動画には、石やシャベルのようなものを手に持ち、双方入り乱れて大暴れする様子が収められている。まるでヤクザ映画のようなド迫力である。(参考記事:【動画】北朝鮮労働者とタジキスタン労働者、ロシアで大乱闘)
しかし今回の事件を起こしたのは、この「聖地」を守っていた警備隊である。隊員らが民間人の青年に暴行し、被害者は死の淵をさまよっているという。
現地のデイリーNK内部情報筋によると、事件が起きたのは先月18日のことだ。村の中心に住む20代男性が、聖地の北200メートル付近を歩いていた。