女性に「手錠と猿ぐつわ」で…北朝鮮「秘密警察」の極悪手口

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先月末、北朝鮮の咸鏡北道(ハムギョンブクト)で保衛部(秘密警察)が、容疑者の女性に対する取り調べの過程で暴行を行う事件が起きた。保衛部は責任者の処罰を行うどころか、事実を隠蔽しようとし、事件をネタにして家族にカネを要求する始末だという。

現地の内部情報筋によると、道内のある郡の保衛部は先月末、30代の女性キムさんを逮捕した。容疑は不法越境、つまり脱北しようとしたというものだ。

手足に手錠

キムさんは郡保衛部に連行され、留置場に入れられた。深夜勤務中だった戒護員(留置担当者)2人は飲酒して泥酔し、キムさんを呼びつけた。マッサージをさせた後、ベッドに押し倒し服を脱がせて暴行を行おうとした。