「南北首脳会談? もう関心ないね」北朝鮮国民のシラけた本音

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「南北首脳会談に続いて米朝首脳会談まで開かれたのに、何も起きていない。商売でも頑張った方がマシで、会談に気を使っても何もならないというのが住民の率直な心情だ」(前出の情報筋)

咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋も「最初の首脳会談の後、南朝鮮からコメが入ってくるという噂が出回り、実際にコメ価格も若干下がったので、それを信じる人もいた。しかしその後、コメ価格が再び上昇し、南のコメは遂に現れず失望した」と語る。

ただ、これらはいずれも中国との国境地帯に住む人々の声であり、首都・平壌の市民がどのように感じているかは今のところわからない。この情報筋も、率直にこう語っている。

「ここが平壌でもないのに、住民たちは国家が何をしようが関心を持てない。自力で生きてきた歳月がどれだけ長かったのに、今さら国家に何を期待するのか。自力で家族を養えば良いのだ」

一方、両江道の情報筋は、次のように付け加えた。