「私たちは性的なおもちゃ」被害女性たちの血のにじむ証言…報告書「理由もなく涙が出る」を読む
50代女性のキム・スニョンさんは2012年末、中国から強制送還され、保衛部の取締官から性的暴行を受けた。数カ月後、全巨里(チョンゴリ)教化所に移送されたが、女性の受刑者が看守と性的関係を持っているという話を他の受刑者から聞かされた。
それから1年後、彼女がいる区域の党書記と(受刑者の)収監班の班長の関係について噂が広がった。班長が党書記のオフィスに掃除しに入り長時間出てこない、オフィスの隣の部屋にいる受刑者が夜に2人が抱き合ってキスしている光景を見たというものだ。
これを受け、受刑者を対象とした当局による調査が行われた。