【再現ルポ】北朝鮮の橋崩落事故、500人死亡の阿鼻叫喚…人民を死に追いやる「鶴の一声」
一方、大量の重傷者が搬送された17号病院も阿鼻叫喚の様相を呈していた。
次から次へと運び込まれる重傷者で、17号病院は、救急室も、病室も、廊下も、床は血だらけ。血をモップで掃き集めるとバケツがすぐにいっぱいになった。
手術は流れ作業のように行われた。負傷者に麻酔のガスを吸わせて、次から次へと処置を下していった。骨折してよじれてしまった腕は、人の手で元の方向に直した。胸から突き出た肋骨も、人の手で慎重に押し込んだ。
街宣車が「さっさと死ね」
大腿骨を骨折した患者が手術室に入ってきた。