「乱れる性」に必死で抵抗する金正恩氏
また、北朝鮮の東海岸、中朝国境に程近い羅先(ラソン)経済特区などへの中国人観光客が増えるに従い、彼らを相手にした売春ビジネスが横行。客との値段交渉はレストランや道端で行われ、話がまとまればホテルや車の中、或いは路上で性行為を行う露骨さに、金正恩氏が激怒。「外国人相手の売春行為は銃殺」との指示を下したとも言われる。
(参考記事:北朝鮮、組織化する売春業…バス停が「風俗案内所」)まさに変貌する社会、そして「乱れる性」に対するなりふり構わぬ抵抗と言える。しかし、金正恩氏が今なお「非社会主義的現象の根絶」を訴えるのは、その努力はほとんど実を結んでいないことの証左と言えるだろう。