「もしかしたら人権侵害かも…」庶民の逆襲を恐れるようになった北朝鮮の警察官
かつて、保安員は田植え戦闘などの農村支援から除外されていたが、今では参加を強いられる。サボるには上納金100元が必要になるが、それすらもない保安員はもはや珍しくない。儲からない保安員を続けるよりは、儲かる商人に商売替えしたほうがいいと考えるのは人情だろう。
かつては結婚相手として人気のあった保安員だが、今では女性から避けられるようになった。それも、単に儲からなくなったという話ではなく「世の中が変わったら加害者(として追及されるよう)になるかもしれない」(脱北者)という理由だ。
非常に賢明な判断と言えよう。北朝鮮の権力者による人権侵害は、将来の法的対処のために韓国でデータベース化されているからだ。
(参考記事:連座制で「この世の地獄」強制収容所送り…暴かれる北朝鮮の人権蹂躙)