欧州から北朝鮮に強制送還された「ある女子高生」が辿る運命
太永浩氏の英国暮らしは10年に及び、息子たちも当然、資本主義社会の影響を強く受けた。本国に連れ帰っても、息子たちが適応できるはずがない――そう考えたことが、太永浩氏の亡命の動機になったとも伝えられる。
一方、太永浩氏は別のインタビューで、イタリアが北朝鮮指導層のぜいたく品を密輸するルートの中のひとつだったと指摘し、「2006年から2009年までイタリアで3年間研修を経たチョ・ソンギル氏は、密輸ルートに関わっていた可能性が大きい」とも話している。