「異常な女性遍歴」が原因か…実は「父親嫌い」だった金正恩氏
そんな父親の歪んだ本性を目にしつつ、金正恩氏は幼少の頃から反発を感じていたのかもしれない。
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もっとも、今回の書簡で示された方針は、それだけが理由ではなかろう。金正恩氏は、ハノイでの米朝首脳会談が物別れに終わったことで、全世界が注視する中で「赤っ恥」をかいた。しかし見ようによっては、世界最強の米国大統領を向こうに回し、果敢に挑んだ若き指導者の「奮戦記」の一場面と捉えることも出来る。
早い話、金正恩氏はこれ以上、無謬の指導者であることに疲れてしまったのではないか。書簡はつまり、「最高指導者はつらいよ」という、嘆きでもあるのかもしれない。
(参考記事:将軍様の特別な遊戯「喜び組」の実態を徹底解剖)