死者数百人の事故が多発する北朝鮮の「阿鼻叫喚列車」
マルチプル・タイタンパーなどのバラスト(砂利を敷いた道床)を整備する機械もあるにはあるが、外国製なので数が非常に限られているため、人の手に頼らざるをえない。使うにしても、材料、燃料不足で、メンテナンスや補修工事もなおざりになってしまう。
そんなことを数十年も繰り返した結果、バラストに不純物が多く含まれるようになり、列車の荷重を支えきれなくなっているのだ。
ボロボロの橋脚
それにもかかわらず、北朝鮮は金日成氏の指示に基づき、100トンの重量級の貨車を開発し、運行に投入した。