「この国はもうすぐ滅びる」北朝鮮国民が嘆く薬物汚染の末期症状

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韓国のデイリーNKと同一グループの対北短波ラジオである国民統一放送は、「北朝鮮の正常国家への道」というテーマで韓国に亡命した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使とユン・ヨサン北朝鮮人権情報センター(NKDB)所長との対談を放送した。対談のテーマは、北朝鮮の薬物汚染である。

北朝鮮で覚せい剤がまん延する実態を巡っては最近、金正恩党委員長が視察したこともある格式高い中央行政機関・国家科学院までが密造に関わっているとの疑惑が持ち上がっている。かつてのように、国家ぐるみで麻薬や覚せい剤を生産しているわけではないが、資金に窮した機関や個人が、ことごとく薬物ビジネスに手を染めているのだ。

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一方、金正恩氏はこうした薬物蔓延を深刻な問題としてとらえている。