「この国はもうすぐ滅びる」北朝鮮国民が嘆く薬物汚染の末期症状

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ユン氏によると、北朝鮮当局はキャンペーン的な取り締まりと統制だけで問題を解決しようとしているという。しかし、薬物が流通するネットワーク、生産設備、原料を生産する施設などを根絶していかない限り、問題解決には至らないと指摘する。

薬物に対する取り締まりを強化しようにも、一部の当局では不正腐敗が蔓延している。押収された薬物が腐敗した幹部たちの金儲けのため、横流しされることもあるのだ。こうした状況に対して国民たちは「この国は近いうちに滅びるだろう」と嘆いている。実際、日本に在住するある脱北者の女性は、北朝鮮を離れる決定的なきっかけは薬物の蔓延だったと証言している。

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