遺体に銃弾を浴びせ「もう一度殺した」北朝鮮の集中検閲
それだけではない。保衛司令部はこのとき、密輸を生業としていた31歳の男性を「剖棺斬屍」の刑に処している。これは、棺から遺体を引き出して斬刑にするという、中世の朝鮮半島で行われていた行為だ。
保衛司令部は、冷凍倉庫で拷問を受け死亡した密輸業者の遺体を飛行場に運び出し、群衆が見守る中、銃弾を浴びせて「もう一度殺した」のだ。
もっとも、残虐さならば金正恩党委員長もひけを取らない。大口径の4連高射銃を人体に向け、文字通り「ミンチ」にしてしまうなど、彼の祖父や父にも思いつかなかったことだろう。
(参考記事:玄永哲氏の銃殺で使用の「高射銃」、人体が跡形もなく吹き飛び…)
ともかく、新義州での集中検閲が、何事もなく終わることを願うのみだ。