北朝鮮軍人と学生グループが大乱闘。しかし処罰されたのは…

北朝鮮では先月10日、国会にあたる最高人民会議の代議員選挙が行われた。名前も聞いたことがなければ姿を見たことすらない候補者に賛成票を投じるもので、投票率は99.9%に達し、全員が当選する。

ヤクザ顔負けの大暴れ

そもそも、選挙キャンペーンのポスターの決まり文句が「皆が賛成投票しよう!」というものだ。神聖な政治的儀式として扱われる選挙だけあって、選挙期間中には些細な犯罪やトラブルも許されない。

そんな選挙の最中に朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の軍官(将校)が、首都平壌市内のレストランで乱闘騒ぎを起こした。平壌の内部情報筋によると、事件が起きたのは市内中心部の平川(ピョンチョン)区域のレストランだ。

朝鮮人民軍第7総局の中隊長、小隊長らがレストランで食事していたところ、些細なことで隣席の大学生グループと口論になった。やがて乱闘へと発展し、民間人に手を出すという軍人としてあるまじき行為に及び、保安員(警察官)が出動する騒ぎとなった。

北朝鮮におけるこのような乱闘騒ぎは、非常に激しいものになりがちだという。今年3月にはロシアの地方都市で北朝鮮労働者とタジキスタンの労働者がヤクザ顔負けの乱闘を繰り広げ、その動画がネット上で公開されたこともあった。