北朝鮮軍で「深刻事態」発生…新兵が次々と倒れる

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「無償医療制度」は既に崩壊、国営病院で医師の診察を受けるにはワイロが必要となり、診察を受けられたとしても医薬品が不足しているため、治療するには市場で薬品を買うしかない。

また、入隊後も親たちの心配は尽きない。末端の兵士たちの食糧は、共同農場で生産されるが、非効率な集団農業、相次ぐ自然災害、深刻な横領、横流しで、腹いっぱい食べられない。つまり、体調の回復に必要な栄養が取れないということだ。

さらには上官の横暴による人権侵害も重なり、徴兵を忌避する風潮が日々強まっているとされる。

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一時は朝鮮人民軍の食糧事情が改善したと伝えられていたが、今ではどうなっているか不明だ。また過去には、金正恩党委員長の「兵士たちの食糧事情を改善せよ」という命令が、逆に兵士たちを苦しめる結果となった出来事もあった。

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