金正恩氏「自慢のタワマン」で大問題。崩壊の恐怖に加え…

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周囲の高層マンションから丸見えになってしまうのだ。それではマズいということで窓を塞ぐことにしたようだが、すべての階の窓を塞ぐことは現実的に困難だ。そこで、主要機関を様々な角度から見下ろせる高層階に限って窓を塞ぐ措置を取ったものと思われる。

金正恩氏は「国内情報の海外流出、海外情報の国内流入」に神経を尖らせているが、米朝、中朝、南北の首脳会談が続け様に行われている近年、さらに敏感になっていることを窺わせる。

北朝鮮に友好的な人物であっても容赦ない。北朝鮮の最高学府、金日成総合大学に留学する唯一のオーストラリア人留学生で、平壌の情報をSNSで発信していたアレック・シグリー氏がその例だ。彼は先月24日に突然音信不通となったが、今月4日に中国・北京空港に姿を現した。北朝鮮国営の朝鮮中央通信は6日、彼がスパイ行為を行っていたとして追放したと報じた。

このパラノイア的な当局の情報遮断策で莫大な損害を抱え込んだのは、不動産に投資したトンジュ(金主、新興富裕層)だ。