米軍と韓国軍が合同演習で対立「文政権への不信みなぎる」

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統制権が韓国軍に移れば、戦時に在韓米軍が韓国軍の指揮を受ける場面も出てくるわけだが、兵士たちの命がかかる場面で、世界最強の米軍が自分より小さくて弱い韓国軍の指揮を甘んじて受けるとは想像しにくい。

今回の指揮所演習に際して生じた対立の構図はやや複雑だ。いちばん要点を突いていると思える報道は、朝鮮日報(日本語版)4日付記事の次の一節だ。

〈韓国政府の関係者は「韓国軍は、戦争が起きたら停戦協定が破棄されたものと見なし、移管された統制権を完全に行使する考え」だとしつつ「逆に米軍は『戦争勃発は停戦協定の破棄ではなく違反と見ることができるので、国連軍司令官の権限が一定の部分存在する』と主張した」と語った。〉