米軍と韓国軍が合同演習で対立「文政権への不信みなぎる」

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つまりは停戦協定が生きている限り、国連軍司令官(在韓米軍司令官)の役割は残っており、当然、韓国軍の作戦指揮にも関与できる、というのが米国の主張だろう。

いずれにしても、米軍の韓国軍に対する絶対的な信頼がない限り、統制権の移管は上手く行きそうにない。ところが、韓国による日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄の動きを受けて、米韓関係までが険悪化しているのは周知のとおりだ。

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「自主国防」を掲げる文在寅政権は任期中の統制権移管を目指している。しかし朝鮮日報によれば、同政権による拙速な動きにより、きちんとした検証なしに統制権だけが韓国側に渡されることになるのではないか、という不信感が米軍にはみなぎっているという。

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