北朝鮮の弾道ミサイル開発は空軍のエジプト派遣から始まった

朝鮮人民軍 海外戦記/中東編(7)

北朝鮮は第4次中東戦争に参戦したことによる成果を、国連総会で得ることになった。

国連は朝鮮戦争の最中である1950年10月に国連韓国統一復興委員会を設置していたが、北朝鮮は同委員会の存在を嫌い、その解体を繰り返し求めていた。

1973年11月14日からの第28次国連総会第1委員会で、北朝鮮のオブザーバー参加の下に朝鮮半島問題が討議されると、社会主義国家や中東、アフリカ諸国などが北朝鮮を支持した。もちろん、エジプトとシリアの代表も北朝鮮の主張を強く支持した。