【日韓国交50年】岸信介から安倍晋三まで…首相一族の「在日人脈」と「金脈」-連載(上)-
ある週末の夜、下関の繁華街・豊前田の通りを歩いた。飲み屋街も人影はまばらで、地元経済の衰勢は覆いようもない。
「昔はこんなんじゃなかった。漁船員や水産関係者が落とすカネだけでもたいへんなものだったし、東京や大阪からの出張客も毎日のように来ていた」(地元の料理店主)
1960年代、下関漁港の水揚げ量は日本一を誇り、地域経済は繁栄をきわめていた。
そのきっかけになったのが、他ならぬ日韓国交正常化だったのだ。