プーチンが「派兵報酬」払わず金正恩が窮地…「実績乏しい」とロシアが難癖
派兵初期、北朝鮮は対価として地対空ミサイルや軍事技術、食糧・原油などの現物供与を受けた。STによれば、ロシアは平壌の防空強化目的でR-27やS-300などのミサイルや衛星関連技術を支援し、北朝鮮は軍需物資提供を通じて約2.7兆円規模の現金を確保したとされる。
しかしSTによると、肝心の給与がほとんど支払われず、強い不満が噴出している。ロシア側は「北朝鮮軍が勝利に貢献した実績が乏しい」と難癖をつけているという。北朝鮮は派兵収入を前提としていた国家経済計画を大幅に修正せざるを得ない状況に追い込まれている。
(参考記事:「迷惑だ」プーチンからの贈り物に北朝鮮国民ブチ切れ)
経済が崩壊か
さらに、期待していた先端軍事技術の供与も進まず、ロシアは「核心技術は渡せない」と線引き。現地で支給された武器も体格に合わない旧式が多かったという。
