「ロシアに裏切られた」北朝鮮国民が悲鳴…食糧難で”経済崩壊の予兆”

国営の朝鮮中央通信は13日、「海外作戦地域に出兵していた朝鮮人民軍工兵部隊の指揮官、戦闘員が付与された軍事任務を完遂し、勝利の凱歌を高らかに帰国した」と報じた。12日には、平壌の4・5文化会館広場で第528工兵連隊の歓迎式が盛大に行われたという。

これまで、北朝鮮がロシア軍の支援の下で奪還したとされるクルスク州に、地雷除去のため工兵兵力約1000人、社会基盤施設の再建を担う軍建設人員として2個旅団規模の約5000人を追加派遣したとの情報が伝えられてきたが、工兵部隊の投入が公式に確認されたのは今回が初めてとなる。

「大衆的英雄主義」の陰で

金正恩氏は歓迎式に出席し、「9人の痛ましい犠牲はあったが、工兵連隊の指揮官、兵士たち全員が戻ってきてくれたことに感謝している」と述べたと労働新聞は伝えた。