苦節20年、ようやく幕が下りた「ある脱北者の流浪物語」
裁判所の外で彼を待っていた、ロシアの人権団体「市民支援委員会」の弁護士リューボフ・タラレツ氏は、法廷の外に多くの北朝鮮人がいることに気づいた。
「もしかしたら北朝鮮の当局者が彼を連れ戻しに来たのかもしれない」
そう思ったタラレツ氏は機転を利かせ、裁判官に「書類への署名がまだ終わってないということにして、彼の拘束を解くのを待ってほしい」と要求した。
裁判所の外で彼を待っていた、ロシアの人権団体「市民支援委員会」の弁護士リューボフ・タラレツ氏は、法廷の外に多くの北朝鮮人がいることに気づいた。
「もしかしたら北朝鮮の当局者が彼を連れ戻しに来たのかもしれない」
そう思ったタラレツ氏は機転を利かせ、裁判官に「書類への署名がまだ終わってないということにして、彼の拘束を解くのを待ってほしい」と要求した。