「男たちは私を拷問し、ペンチで無理やり歯を抜いた」脱北女性が証言
だが次第に景気が悪くなり。生活を維持することが難しくなってきた。そんな時、国境沿いの両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)市で脱北ブローカーと偶然出会った。パクさんのみすぼらしい姿を見たブローカーはすぐに脱北を勧めた。
(参考記事:中国で「アダルトビデオチャット」を強いられる脱北女性たち)パクさんは18号収容所に戻り、母に「脱北」の意思を伝えた。母は涙ぐみながら「行きなさい」と背中を押してくれたという。そしてパクさんは青春時代を過ごした18号収容所を後にする。2009年9月のことだった。(続く)