北朝鮮の警察官が苦しむ「どうにもならない悩み」
絶大な権限を振りかざし、庶民を痛めつけてきた北朝鮮の保安員(警察官)。しかし彼らとて、いついかなる時にも「強者」であるというわけではない。
(参考記事:美女と「日本製の部屋着」に狂わされた、ある北朝鮮警察官の選択)平安南道(ピョンアンナムド)の内部情報筋によると、公共機関の職員の出勤率が著しく低下している。一部では業務が麻痺するほどの状況になり社会問題となっているという。保安署(警察署)の公民登録課など「食べる卵のない」部署ほど出勤率が低調なようだ。ここで言う「卵」とはワイロのことだ。