朝鮮民主主義人民共和国における人権に関する国連調査委員会の報告(本文)

B. 作業の方法

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12 調査委員会は北朝鮮を訪問することができなかったため、透明性、適正な手続きの遵守、被害者及び証人の保護が確保された公聴会を通じ、直接の証言を得た。80人余りの証人及び専門家が公開の場で証言し、具体的、詳細かつ有意な情報を提供した。これにはしばしば大きな勇気が必要であった。

13 公聴会はソウル(2013年8月20~24日)、東京(2013年8月29~30日)、ロンドン(2013年10月23日)及びワシントンD.C. (2013年10月30~31日)で開催された。

調査委員会は北朝鮮当局に対し、公聴会への出席を求めたが、回答は得られなかった。

14 調査委員会及び事務局は、被害者及び他の証人に対し 240回を超える非公開のインタビューを行った。

15 調査委員会は 2013年7月、国連全加盟国及び関係者に対し、書面による提出を呼びかけた。本報告の最終稿執筆時までに受理した提出書面は80にのぼる。

16 調査委員会の公式訪問先は、韓国、日本、タイ、英国及び米国であった。