拉致され「妻」として与えられた女性たち
本委員会は、パンチョイさんがマカオ滞在中に拉致され北朝鮮に連れて行かれたことを証明する十分な証拠が得られていると認識している。この結論の主要要素は、チャールズ・ジェンキンス氏の証言及びパンチョイさんも写っている同氏の家族写真等の証拠である。本委員会は、彼女が今日も北朝鮮にいるものと判断している。
➢ 969: 1978年:マカオにおける中国人女性2名の拉致
コン・リイイン(別表記 Hong Leing-ieng)さんとスー・ミャオジェン(別表記So Moi-chun)さんという中国人女性2名は、パンチョイさんと同時期にマカオで拉致され、北朝鮮に連れていかれた。2名は、マカオの宝石店で一緒に働いていた。家族の説明によると、彼女等は、日本人と思われる男性とその宝石店で知り合った。この北朝鮮工作員と思われる男性は、気前がよく、彼女等を時々夕食や他の遊びに連れ出していた。