「北の人権問題」で文在寅政権が米国から批判されてしまう理由
非核化に向けた本心は明らかでないながらも、それでも金正恩党委員長は米国との対話に乗り出し、核の放棄に言及している。しかしこれまで、人権問題の改善については、対外的には一見半句も言及していない。
(参考記事:金正恩と米国の「ディール」を吹き飛ばす「性的虐待」の生々しい告発)結局のところ、「北朝鮮問題」の本質は人権にあり、あるいは同国を民主化できるかどうかにある。それなくして、信頼に足る非核化も実現しないだろう。北朝鮮に遠慮して人権問題を回避しようとすれば、どこかで必ず自ら「ワナ」にはまることになる。韓国政府の迷走は決して他人事ではなく、日本政府もまた、他山の石とすべきものなのだ。
(参考記事:「韓国は正気なのか!?」文在寅政権に北朝鮮から非難)