北朝鮮「骨と皮だけの女性兵士」が走った禁断の行為
北朝鮮軍は少子化のため、ただでさえ兵員数が減少していると言われる。そこに重なる兵役忌避は、国防力を低下させる深刻な問題なのだ。(参考記事:ひとりで女性兵士30人を暴行した北朝鮮軍の中隊長)
そして、物々交換に差し出すものがなくなった女性兵士たちは、遂には民家に忍び込み、ニワトリやヤギを盗むに至った。地域住民と軍との間でトラブルになり、軍に対する国民の信頼を大きく傷つけることになったのは言うまでもない。
女性に対する人権侵害はこれだけではない。
「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面
北朝鮮の人権問題を追及している民間団体が北朝鮮国内で公開処刑が行われた場所などを示したマップを作成し、2021年12月15日に報告書を発表した。
韓国・ソウルに本部を置く「転換期正義ワーキンググループ(Transitional Justice Working Group=TJWG)」は、北朝鮮の政権が行っている人権侵害を記録することで、そのような行為をやめるよう警告すると同時に、将来的な加害者の法的処罰の可能性を高める目的で、このプロジェクトを進めてきた。報告書の発表は、2017年7月と2019年6月に続き3回目。
「金正恩期の処刑マッピング」と題された今回の報告書では、脱北者の証言442件を分析。国際社会の監視の目を避け、国境から離れた場所で公開処刑を行っていることなど、金正恩政権期になって見られるようになった特徴を列挙している。
最も残虐な処刑
その中に、いかにも金正恩総書記が好みそうな演出がなされた例がある。